教育界に新風を吹き込む、「国際バカロレア」
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教育界に新風を吹き込む、「国際バカロレア」

教育界に新風を吹き込む、「国際バカロレア」 今、日本の教育界に新風を吹き込んでいる「国際バカロレア」というワードをご存知ですか。1968年にスイスのジュネーブで生まれたこの教育法は、世界共通の大学入試資格とそれにつながるプログラムで、3歳から19歳までに適用されます。学力はもちろんですが多様な文化を理解し尊重することにも重点が置かれ、グローバルな社会を生き抜くための力を磨いていきます。もちろん人格形成や知性を身につけるための学びも行われます。知識を注入される従来の受け身の方法ではなく、自ら調べて考え意見を述べるといった力が身に付く授業が理想です。

バカロレアを取り入れている認定校は日本ではまだ少数でインターナショナルスクールが中心になります。学校教育法で規定されたところではまだ10校程度にすぎません。しかし文科省は2018年をめどに2000校まで増やす計画を立て取り組みを始めています。

「自分に価値があると考えるか」との問いに「はい」と答える割合が、諸国の半分だといわれる日本で、自分を肯定して生きられる若者を育てるためにも広く普及してほしいプログラムです。